日ナレ地方校に通った私の入所試験やレッスン内容の体験談。地方校でも声優になれる?

LIFE

なりたい職業として不動の人気を誇る「声優」。
声優になりたいという人は後を絶たず、それに伴って「声優養成所」という施設は年を追うごとに増えています。

乱立した声優養成所には、それに比例して多くの声優志望者が通っています。
ですが当然、養成所に通っているだけで全員が声優になれるほど甘い世界ではありません。

かつて私は【日本ナレーション演技研究所】(日ナレ)に通っていました。
基礎科→本科→研修科→研修科、と、丸々4年。

声優養成所とはどんな所なのか、興味はあるけど…。
という人のために、入所試験や、レッスン内容、オーディションなど、当時の話を書いてみたいと思います。

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日ナレの募集時期や入所方法

【日本ナレーション演技研究所】(日ナレ)では、4月生と7月生の募集があります。
他の時期から中途で入所することはできず、一年間を通してしっかりしたカリキュラムを学びます。

7月生は途中から4月生に合流となるので、演技が初めてという方は4月からの入所をおすすめします。

入所方法

まずは資料請求。4月生になる入所審査は3月末ギリギリまであります。

資料を請求すると「入所申込書」が同封されているので、必要事項を記入し、写真を添付して応募します。
後日、面接会場や詳細が送られてきます。

入所審査料無料
受付対象年齢中学3年生以上、40歳まで
審査内容筆記・実技(セリフ)・面接

請求した資料の中には、
日ナレ出身の人気声優の対談や体験談を掲載した、
ここでしか手に入らない冊子が同封されていました。

・入所審査は無料
・資料請求で申込書がもらえる
・資料請求すると日ナレ出身の人気声優の体験談の載った冊子が入っている

入所試験ではどんなことをするの?

入所試験は、演技力が求められるものはなく、簡単な筆記試験と朗読をやりました。
筆記試験は漢字のテストなど国語の問題で、
私の時は「さんずいの漢字を3つ書きなさい」などでした。

朗読も子供向けの本の一節で、さほど難しいものではありません。

恐らく基本的な読解力や、声がちゃんと出せるか、を見るものだと思います。

・入所試験では演技力は求められない
・一般的な読解力や声量があればOK

「面接」とありますが、あまり覚えがありません。
簡単な質疑応答をその場でする感じです。

現実的な事を言うと養成所は商売でもあります。
最初から声優への適性を見ているというわけではなく、よほど授業の足を引っ張りそうな人でなければ合格すると思われます。

もう〇歳だけど、通う意味ある?

募集は40歳まで、とありますが、その年齢で合格するのでしょうか?
また、合格しても声優の道はあるのでしょうか?

私のクラスの最年少は17歳で、知っている限り最年長の生徒は、年齢制限いっぱいの40歳の方でした。
地元でラジオ番組をやっているそうで、話し方の基礎を学びに来たそうです。

年に一度の内部オーディションの一次をパスした33歳の方もいました。
残念ながら2次で落ちてしまったみたいですが、チャンスはあるということですね。

受講料はいくらかかる?

入所金が10万円(仙台校、中学生は5万円)、
年間受講費用は、週一クラスで20万円です。
分割払いにも対応してもらえます。

・初年度受講料は30万
・2年目からは20万
・分割払いOK

講師にアタリハズレあり?レッスン内容について

1年目は演技の基礎を学びます

1年目にやった事
・日ナレストレッチ(日ナレ独自のストレッチ法)
・1分間の自己PR
・発声練習
・演技の基礎
・一般常識、マナーなど

私の習った講師は本当に基礎やマナーを徹底的に教える、基礎科にぴったりな先生でした。
しかし中にはストレッチを全くやらない講師もいますし、演技指導も講師によって全く違うことを言ったりします。

前向きにとらえれば、「柔軟な演技力が求められる」といったところでしょうか…。

どの講師に教わった生徒も「あの先生でよかった!」と言っていたので、
全部正解とも言えますね。

地方は不利?現場を知る講師が少ない

地方にいる講師は、地元劇団の役者・演出家や、地方事務所に所属してナレーターや俳優活動をしている方が多く、「アニメ声優業界」の現場を知る人が少ないのが現実です。

しかし基礎科、本科でそこまで考える必要は全くありません。
声優になりたいなら、業界の内部を知る前に、演技力を磨くのが先決だからです。

体を動かす演技が出来ない人間が、声だけの演技をするのは無理!

と言われるように、基礎科や本科で学ぶのはまず演技力。

ある程度演技力が身に着いた研修科から、あるいはオーディションで事務所に所属してから、現役の声優が講師をしている東京校に転校しても全然遅くありません。

まずは地元で力を試して、本気で目指せそうなら東京に…が可能なのが日ナレです。

地方でもチャンスはあるか?内部オーディション(進級審査)

年が明けると「進級審査」があります。
その名の通り、基礎科から本科、本科から研修科への進級テストでもありますが、
併設の声優事務所「アーツビジョン」などへの内部オーディションも兼ねています。

内部オーディションの1次審査を通るには、このオーディションで結果を出すか、講師の推薦が必要になります。

オーディションは年に1回!

1次は事前に課題を与えられて、自分で考えた一人芝居を披露します。

例えば「〇〇というセリフをどこかに入れる」などです。
基礎科で45秒程度。
短いと思われるかもしれませんが、
演技力を見るには7秒あれば十分とも言われています。
逆に45秒もチャンスをもらえた!と考えましょう。

2次はセリフやナレーションなどを録音して送る「声の審査」
3次まで行くと面接です。

1次は基礎科でもクラスで3人くらいは合格者が出ます。
これは、ほとんどが「講師の推薦」から合格したと思われます。
講師は決まった人数の推薦枠を持っていますので、日頃のレッスンがとても大事だという事です。

しかし2次で残ることはかなり困難です。

毎年名古屋校から事務所へ所属するのは5~10人くらいでした。
(東京校は人数が多いこともあるが、もっと多い)

基礎科時代のクラスメイトが1人所属しましたが、
4年通って、同じクラスで所属できたのは、その1人だけでした。

地方学生にはチャンスは年1回しかない?

オーディション以外の機会で「あなた今度このキャストオーディション受けてみない?」やら「ガヤやってみる?」などの声がかかることは、地方ではまずありません。

収録は東京で行われているからです!

事務所所属したクラスメイトも、所属してから1年間は地方校にそのまま通っていたため、オーディションの話もほとんどなく、東京に引っ越して、ようやく仕事をもらえるようになりました。

月に一度、東京のマネージャーに力を見てもらえる

東京のマネージャーが月に一度、レッスンの現場を見に来ます。
そこで目に留まれば名前を覚えてもらえるし、声がかかる可能性もあります。

講師の先生方も、この日は皆の力をマネージャーに見せることが出来るようなレッスンを考えてくれていますので、気合を入れて取り組みましょう。

・本格的なオーディションは年に1度だが、月に1度、東京からでマネージャーが演技をチェックしにくる

日ナレに通って不満に思っていたこと

基礎科でオーディションの良いところまで行った子や、所属出来た子は、
通う前から上手い子ばかりだった事。

講師の多くは、

発音なまってるよ!
ここ言えてないよ!

と言うだけで、
「どうしたら良くなるか」を教えてもらった事は、あまりありませんでした。

正直、体験レッスンで行った全日制の他の養成所の講師に受けた活舌のアドバイスが、
一番参考になる話でした。

日ナレに通うことは「年に一度のオーディションのチャンスをもらうため」
と割り切れれば通う意味はあります。

週に一度のレッスンは、演技力の上達をチェックする場所だと考えて、
レッスン以外の時間も頑張れる人が、声優になれる人だと思います。

4年間日ナレに通ってアフレコレッスンをやったのは1回だけ

アフレコレッスンは研修科になって初めて、体験的な意味で1回だけ行われます。
これは、名古屋校だったからで、東京校は違うのかもしれませんが、少ないですよね。

私が研修科1年目の時は、事情があって中止になってしまったので、アフレコレッスンは一度しか受けられませんでした。

マイク前レッスンを沢山経験したい!という方は、別の養成所も検討する必要がありそうです。

まとめ

日本ナレーション演技研究所に通えば声優になれるか。

答えは「なれる」です!

ここまで言っといてアレですが、日ナレは事務所直結であることが本当に強いです。

「卒業生全員が就職」を謳っている授業料の高い全日制の某養成所の「就職先」が日ナレ本科

だったりする事を考えると、最初から日ナレに通う価値は高いと考えます。

もちろん全員ではありません。
でもあなたでないとは限りません!

所属のチャンスは通っている全員にあります。
地方校でもマネージャーがキチンと見に来てくれます。

決断した時、すぐ応募できるよう、まずは資料請求をしてみましょう。

今回ご紹介した週一クラスの他に、ダンスのレッスンもある週3クラスや、小中学生向けのジュニア声優クラスもあるみたいです。

通える範囲のエリアで、どのレッスンが受けられるか、
詳しくは公式サイトでご確認ください。



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