外国人技能実習生の逃亡理由3選|外国人技能実習制度は現代の奴隷制度なのか7

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外国人技能実習制度の受け入れ拡大を受けて、
TVなどのメディアでは、

現状の問題を解決しないで何が受け入れ拡大か!

という声が多数あがっております。

中でも技能実習生の逃亡や企業側の不正行為が問題として挙げられていますね。

マスコミでは、あたかもこの二つは関連性が高いと謳っていますが、
実習生の逃亡理由と、企業側の不正行為の関係は本当にあるのでしょうか?

今回は、レアケースだとは思いますが、私が実際に聞いた実習生が逃亡した理由について、
メディアが言っている事とはちょっと違う話をしてみたいと思います。

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1.与えられた部屋が汚かった

モンゴル人のAさんは、寮として与えられた部屋がとても汚かったという理由で逃亡しました。

元々あまり環境の良くない職場で、窓のないコンテナに住まわされ、
共同のシャワーやキッチンは同僚の中国人に汚されて不潔な環境でした。

改善を要求しても受け入れてもらえなかったため、
見かねた送り出し機関の職員が新しい職場を用意し、辞めることに。

次の職場の社長さんはとても良い人で、Aさんを快く迎え入れてくれました。

ところが実習生の寮として借り上げているアパートの指定された部屋には、別の人が住んでいました。

働いているスリランカ人が、勝手に隣の部屋から移っていたのでした。

仕方なくそのスリランカ人が元々住んでいた部屋に行くと、
掃除した形跡のない部屋、土足で踏み荒らした絨毯、〇〇の死骸が転がったキッチン…。
実習生の受け入れ歴が長い社長は、ある意味麻痺していて、
このひどい状態に、なんら疑問を抱かない様でした。
いちいち人が入れ替わる度にクリーニングをする気はないとのこと。

それでも「これで新しい絨毯買いな」とお金を渡してくれましたが、
翌日そこにAさんの姿はありませんでした。

Aさんの場合はその日のうちに連絡が取れ、
布団に染みついた香辛料の臭いに耐えられず、夜のうちに友人の家に行ったそうです。

働きたいけどあの家に住むのは無理

ということで、新しい職場も見つけられず、結局帰国していきました…。

 

部屋の汚さがどの程度気になるか。
国民性によっても違いがあると思います。
色々な人種の人たちを雇う時には気を付けた方がよいでしょう。

私だってその環境なら逃げだします…。
(ちなみにそのスリランカ人たちは、送り出し機関の職員にめちゃくちゃ怒られました)

2.女の子を妊娠させちゃった

スリランカ人(またかよ)の男性Bさんは、交際していたベトナム人Cさんが妊娠した時、結婚を申し込みました。

一緒に彼女の国であるベトナムで暮らそうと約束し、
彼女は出産のために仕事を辞めて、一足先にベトナムに帰国。

そして彼は後日逃亡……。

ベトナムには…行ってないと思います…。

女性の妊娠によって逃亡した人は他にも1人いました(こちらはベトナム人)。
どの国にも無責任な男はいるものです。気を付けましょう。

3.3年経って帰らなきゃいけないけど、もっと働きたい

一番多く聞くのはこのパターンで、帰国予定の前日や、何なら成田空港で荷物を降ろしたらそのまま逃走という事もあるそうです。

行先も既に決めてあるのだと思います。

逆に働いている職場から不当な扱いを受けたという話は聞いても、そのせいで逃げたという話はあまり聞きません。

実際不正を働いている企業はどのくらいあるのか?

法務省の資料によると、平成29年に不正行為が認められた会社、団体は213件。
その中で、長時間労働や賃金未払いは163件です。

実習生の数は平成28年で228,589人。(年度ずれててすみません。年々増加しているので平成29年はもっと多いはず。)
企業の従業員数によって受け入れ可能な実習生の人数が決まっており、
3人までしか受け入れられない企業が全体の80%なことから、
受け入れ企業は68,000社くらいになると思います。

その中で213件ですから、マスコミが騒ぐ「不当な労働」をさせている企業は全体の0.2~0.3%
という事になります。

逃亡者の内訳

逃亡者で一番多い人種は「ベトナム人」です。
次いで「中国人」
この二国が圧倒的人数を占めています。

日本に来る全体の人数が多いので当然とも言えますが、
この二つの国は、日本に逃亡を助けるブローカーがいる事が、逃げやすい状況を作っているらしいです。
偽造パスポートを作ってくれる業者もいるようです。

以前にも書きましたが、

日本の組合が紹介する会社より、もっと稼げるところを教えてあげる

という甘い言葉に乗っかって逃亡するのです。
送り出し機関と共謀して、「最初から逃げる気で来る」人もいます。

日本に来る渡航費用は企業が負担しています。
そして逃げられてもそのお金は帰ってきません。

まとめ

法改正に伴って、大きく取り上げられるようになった「技能実習制度問題」。

外国人労働者に対する奴隷扱いをよく報道されていますが、
実際の現場の声を聴いていると、
正直「そういうことにしたい人の声がでかいだけ」な気がしてなりません。

ある農家のオーナーは、
「日本人より賃金が安いのは、日本語でコミュニケーションが取れないから。」

日本語話せて、きちんと働いてくれるなら、日本人より多く給料をあげても全然構わない

と言っていました。

技能実習制度より、日本人の「サービス残業」や「不当な裁量労働制」の方がよほど多いのではと思えてなりません。

組合の職員の方も

実習生にきちんと残業代払ってください、とか企業に言ってる俺は、
会社から残業代出てないんだけどね…

って言ってましたしね。

参考サイト:法務省「技能実習制度の現状」

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